どこか恥ずかしい。
で、今回は理科っぽい話。
最近、「(80℃の熱湯は40℃の)約2倍に相当する熱湯」というテロップを出した某テレビ番組の話がネットで話題になっていました。
40*2=80ですから数値上は何ら問題無いんですが、まあ引っ掛かるのですよ。そこら辺をぱっとまとめていきます。
華氏だと2倍じゃない
一般に温度を表現するときには「摂氏」(単位℃)を用います。ただしこの一般というのは日本の話で、アメリカでは「華氏」(単位゜F)を用いています。ちなみに0.00℃=32.0゜F。ここで改めて40℃と80℃を比べてみます。
摂氏のままだと、40と80なので数値的には2倍です。
華氏に変換すると104゜Fと176゜Fになります。数値的に言うと104と176なので約1.69倍。
あれ2倍じゃないじゃーんって訳です。
「日本じゃ2倍だけど、アメリカだと1.69倍になる数字なーんだ?」ってクイズが出来ました。すごい。
ということで、華氏の登場によって摂氏で2倍とか表現するのはおかしいことが証明されたのです。
温度を倍数で表現するには
中学生はこう思うのです。「えっ!摂氏も華氏も使えないんだったら温度は倍数で表現できないんだ!!」と。中学生は。でも、高校生はそんなこと思っていられないのです。なぜなら温度の表し方にはもう1つあることを知っているからです。
絶対温度先生のご登場です。頭が痛い来週テストだ頭が痛い。
ちなみに絶対温度ケルビン(単位K)を用いると、0℃=-273.15K≒-273Kが得られます。あぁ頭が痛い。
そんな絶対温度で、例の40℃と80℃を比べてみます。すると、40℃+273=313K、80℃+273=353Kがそれぞれ得られます。
すでになんだか2倍の感じはしませんが、実際に計算してみます。
すると約1.13倍が得られました。
よって、40℃と80℃では約1.13倍しか違わないのです。驚きの結果でした。
さて、手元に化学の教科書があります。ついにテストまで1週間になりましたが、みなさん化学は大丈夫でしょうか。
気体の状態方程式PV=nRTとか覚えていますか。変形してM=wRT/PVとかもあった。
気体定数8.31*10^3とか覚えていますか。あ、これは野菜ジューサーで覚えるといいです。
みんなで化学頑張りましょう。
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