2015年6月10日水曜日

「滝川祭りの日は雨になる」の真偽を検証した

今日は本祭のようですね。

ただ家に篭ってじっとしているのもつまらないので、昨日も去年も聞き飽きるほど聞いた「滝川の祭りの日は必ずと言っていいほど雨が降る」について、本当にそうなのか、そして他の日とくらべてどれほど雨になりやすいのかなど、いろいろ検証しました。

検証の内容

  1. 開催される3日間のうち、10年間で1日でも雨の降っている年の確率はどれくらいか
  2. 祭りが開催される3日間のうち、平均何日間雨が降っているのか
  3. 一番雨が降っている日が多いのは何日目か、また、一番少ないのは何日目か
  4. 祭りが開催されていない日とくらべて、雨が降る日は多いのか



定義

  • 祭りは毎年6月9日~11日の3日間に行われているものとし、9日を1日目、10日を2日目、11日を3日目とする。
  • 気象庁の「過去の気象データ検索」より確認できる、滝川アメダスデータの「降水量」で降水量を判断する。
  • 滝川アメダスにおいて0時~翌0時の間に0.5mm以上の降水量を観測した日を「雨が降った日」とする。
  • 平均値は、2005年~2014年の10年間のデータを集計して求めるものとする。
  • 「祭りが開催されていない日」について、祭り開催期間の前後8日間(6月1日~8日、12日~19日)とする。



検証1 「開催される3日間のうち、10年間で1日でも雨の降っている年の確率はどれくらいか」

まず、過去10年間の降水量データを拾います。結果は以下のとおりになりました。(単位はmm)
2004年 1日目:0    2日目:33  3日目:0
2005年 1日目:0    2日目:0    3日目:3
2006年 1日目:4    2日目:7    3日目:0
2007年 1日目:0    2日目:0    3日目:0
2008年 1日目:0.0 2日目:5.0 3日目:0.5
2009年 1日目:0.0 2日目:0.0 3日目:6.5
2010年 1日目:1.5 2日目:0.0 3日目:0.0
2011年 1日目:1.0 2日目:0.5 3日目:0.5
2012年 1日目:0.0 2日目:0.5 3日目:0.0
2013年 1日目:0.0 2日目:0.0 3日目:0.0
2014年 1日目:1.0 2日目:7.5 3日目:7.0

上のデータより、各年で雨が降った日数は以下のとおりになりました。(単位は日)
2004年 1
2005年 1
2006年 2
2007年 0
2008年 1
2009年 1
2010年 1
2011年 3
2012年 1
2013年 0
2014年 3

2007年、2013年を除く8年間においていずれかの日に雨が降っているという結果になりました。
よって、1日でも雨の降っている年の確率は80%となりました。
5年のうち4年は雨が降っているということになりますね。



検証2 「祭りが開催される3日間のうち、平均何日間雨が降っているのか」

検証1の2つ目のデータより、雨が降っている平均日数は1.4日となりました。
平均の整数値、最頻値ともに1日なので、2日・3日間が雨になることは少ないのですね。



検証3 「一番雨が降っている日が多いのは何日目か、また、一番少ないのは何日目か」

検証1のデータより、雨が降った日数の結果は以下のとおりになりました。(単位は日)
1日目 4
2日目 6
3日目 5

単純にデータを見ると、一番降水日の多いのは2日目、一番降水日の少ないのは1日目という結果になりました。
ただ、5±1の値に収まっていることから、あまりばらつきはないようにも思えます。

なので、検証3-1として、雨が降った日の降水量の平均を使い、「一番降水量の多い日・少ない日」を判断してみることにします。
検証1のデータより、雨が降った日の降水量の平均は以下のとおりになりました(単位はmm)。
1日目 1.875
2日目 8.91666...
3日目 3.5

よって、一番降水量の多い日は2日目、一番降水量の少ない日は1日目ということになりました。



検証4 「祭りが開催されていない日とくらべて、雨が降る日は多いのか」

祭りが開催されていない日(6月1日~8日、12日~19日)の降水日数は以下のとおりになりました。(フォーマットは 日数[降水のあった日付] のかたち)
2004年 3[1,14,15]
2005年 4[4,5,12,13]
2006年 5[1,2,8,16,17]
2007年 3[7,14,15]
2008年 6[1,6,7,13,15,19]
2009年 4[5,12,13,14]
2010年 4[3,4,16,17]
2011年 6[4,6,13,14,15,18]
2012年 3[6,7,17]
2013年 5[5,14,15,17,18]
2014年 9[8,12,13,14,15,16,17,18,19]

これより、各年の平均降水日数は、5.2日となりました。
16日間の平均で5.2日であることから、3日間に換算すると平均は0.975日となります。
検証2より、祭り開催期間の平均降水日数は1.4日であるので、祭りが開催されていない日とくらべて、雨の降る日は多いという結果になりました。



まとめ

検証1より、祭りの日は雨になる」はほとんど正しいと言って間違いないという結果が得られました。ただ、検証2より雨が降るのは1日だけが多いという結果も得られました。
検証3より、雨に濡れたくなければ1日目に行けという結果が得られました。天気予報を見てない時に活用してください。
検証4より、祭りは雨を呼んでいるという結果が得られました。水の神様を祀る祭りだとか聞いたことがあるので、まさに水の神様が喜んでいるのかもしれません。
追記:どうやら、天照(太陽の神様)を祀る祭りだそうです。あれ、太陽隠れてないですかね…。





最後に

検証の仕方は数学的・統計学的に正しくない可能性があります。あくまでも参考程度に扱っていただければ幸いです。
なにかおかしい点があった場合はお知らせください。



最後の最後に

「滝川 祭り」でツイート検索すると、けっこう学生のアカウントが引っかかります。
ツイート画像検索すると、なかなかおもしろのが引っかかります。吹局の画像とかありますね。
特に言いたいことはないですが、先生方とかがこういうの見てたら怖いものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿