例によってセンター国語対策の問題を解いていたときに、「不謹慎」と同義の単語を選べという問題がありました。
そこに「ふまじめ」と「ぶしつけ」の選択肢があったのですが、違いがわからなくて困りました。
ちゃんと意味を理解しましょう。
まず、「不謹慎」のイメージを考えてみます。
悲しい出来事があってみんな暗い顔をしているなか、空気を読まずに失礼な行動するといったイメージですね。
では、「不真面目」「不仕付け」はどうでしょうか。
どちらも、周りのことを理解せずに行動してしまうようなイメージが浮かんできて、どちらも「不謹慎」と同義であるようなイメージでした。
そこで私は「不謹慎」が重苦しい雰囲気をイメージさせるのに対して「不真面目」がなんとなくドラマに出てくる不良をイメージさせたので、消去法で「不仕付け」を選んだのですが不正解でした。
さて、調べてみましょう。
Yahoo知恵袋に答えが出てました。が、出典のない情報は出典のあるWikipediaなんかより信頼できないですから、ちゃんとした辞書を見ましょう。
小学館のデジタル大辞泉にはこうかいてありました。
不謹慎:つつしみのないこと。また、そのさま。ふまじめ。
答えが出てしまいましたが、他の単語も見ましょう。
不真面目:まじめでないこと。また、そのさま。
不仕付け:礼を欠くこと。無作法なこと。また、そのさま。無礼。
だそうです。
なんかよくわからないので、「無作法」も調べましょう。
無作法:礼儀作法にはずれていること。また、そのさま。ぶしつけ。
少しわかりました。
要するに、
不謹慎=不真面目:真面目にやってない。真剣にやってない。
不仕付け=無作法:礼儀がなってない。マナー違反。
ということなんでしょう。
大体わかりましたね。
震災のときにわーきゃー騒ぐのは、真面目でないですが、そこにマナーがあってそれを違反している訳ではないのです。
不良が教室でわーきゃー騒ぐのも、そこに授業のマナーがある訳ではないのです。
これでまた新しい日本語を勉強できました。言葉を雰囲気で捉えるのは良くないですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿