2016年12月2日金曜日

「不真面目」と「不仕付け」

 msms1003 Advent Calendar 2016 の2日目の記事です。


例によってセンター国語対策の問題を解いていたときに、「不謹慎」と同義の単語を選べという問題がありました。
そこに「ふまじめ」と「ぶしつけ」の選択肢があったのですが、違いがわからなくて困りました。
ちゃんと意味を理解しましょう。




まず、「不謹慎」のイメージを考えてみます。
悲しい出来事があってみんな暗い顔をしているなか、空気を読まずに失礼な行動するといったイメージですね。


では、「不真面目」「不仕付け」はどうでしょうか。
どちらも、周りのことを理解せずに行動してしまうようなイメージが浮かんできて、どちらも「不謹慎」と同義であるようなイメージでした。


そこで私は「不謹慎」が重苦しい雰囲気をイメージさせるのに対して「不真面目」がなんとなくドラマに出てくる不良をイメージさせたので、消去法で「不仕付け」を選んだのですが不正解でした。




さて、調べてみましょう。


Yahoo知恵袋に答えが出てました。が、出典のない情報は出典のあるWikipediaなんかより信頼できないですから、ちゃんとした辞書を見ましょう。


小学館のデジタル大辞泉にはこうかいてありました。


不謹慎:つつしみのないこと。また、そのさま。ふまじめ。



答えが出てしまいましたが、他の単語も見ましょう。

不真面目:まじめでないこと。また、そのさま。

不仕付け:礼を欠くこと。無作法なこと。また、そのさま。無礼。


だそうです。
なんかよくわからないので、「無作法」も調べましょう。


無作法:礼儀作法にはずれていること。また、そのさま。ぶしつけ。


少しわかりました。


要するに、

不謹慎=不真面目:真面目にやってない。真剣にやってない。

不仕付け=無作法:礼儀がなってない。マナー違反。


ということなんでしょう。


大体わかりましたね。


震災のときにわーきゃー騒ぐのは、真面目でないですが、そこにマナーがあってそれを違反している訳ではないのです。
不良が教室でわーきゃー騒ぐのも、そこに授業のマナーがある訳ではないのです。












これでまた新しい日本語を勉強できました。言葉を雰囲気で捉えるのは良くないですね。

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